【6037】ファーストロジック 2019年度決算レポート

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

【6037】ファーストロジック、2019年度ファーストロジックがどんな一年だったのか?売上は?利益は?現状はどんな状況?稼ぎ頭はなに?今どんなところに力を入れているの?今後どこに向かおうとしてるの?を決算短信で読み解きます。

・本レポートの内容
・1.損益計算書 19年度は減収増益で利益率で30%回復!!

・2.貸借対照表 安定の安全性!純資産の伸びも順調!

・3.キャッシュフロー計算書 損益がそのままキャッシュに???

・4.売上に関するその他の情報 サイト運営に欠かせない大事な指標PV数は減少!?

・5.経営分析 見るべきポイント

・6.業界平均比較 平均以上の優良企業!!

・7.19年7月期 総括

・8.20年7月期 業績予想

・9.今後の注目点



【6037】ファーストロジック 2019年度決算を読み解く



損益計算書

19年度は減収増益で利益率で30%回復!!

単位:百万円

決算期 2015/7 2016/7 2017/7 2018/7 2019/7
売上高 912 1,277 1,794 1,822 1,706
営業利益 470 584 838 625 865
経常利益 460 564 840 626 865
当期純利益 287 371 514 476 564

売上自体は減収していますが、利益に関しては、2017年度と比較しても伸びています。また、利益率に関しても当期利益ベースで33.1%と30%を超えています。これから19年度はどんな年度だったのかを読み解いていきたいと思います!



貸借対照表

安定の安全性!純資産の伸びも順調!

単位:百万円

決算期 2015/7 2016/7 2017/7 2018/7 2019/7
流動資産 1,622 2,031 2,394 2,605 3,250
固定資産 177 160 275 329 344
流動負債 253 267 388 145 350
固定負債 0 0 0 23 0
株主資本合計 1,546 1,924 2,281 2,765 3,243
純資産合計 1,546 1,924 2,281 2,765 3,243

グラフを見てもわかるように負債がちょっとしかありません。「無借金経営」が霞むほどの負債の無さといってもいいのではないんでしょうか?また後で述べますが、負債が少ないことによって、総資本回転率が低くなっているんじゃないかと思われます。収益を上げる為に財務レバレッジを上げるということもありなのかもしれません。



キャッシュフロー計算書

損益がそのままキャッシュに???

単位:百万円

決算期 2015/7 2016/7 2017/7 2018/7 2019/7
営業活動によるCF 341 325 533 334 769
投資活動によるCF -147 -4 -142 -60 -23
財務活動によるCF 966 -13 -157 7 -87

負債がほとんどないですし、損益がそのままキャッシュに反映されているといってもいいと思います。営業活動の損益がそのままフリーキャッシュとなって、あとはどれだけ今後の活動に投資していくのかが見どころとなっていくでしょう!



売上に関するその他の情報

サイト運営に欠かせない大事な指標PV数は減少!?
決算期 2015/7 2016/7 2017/7 2018/7 2019/7
物件掲載数(千件) 40 67 66 62 62
登録会員数(千人) 54 73 94 125 166
PV数(百万PV) 65 96 102 105 96

決算説明資料によると、前期の減益の理由は大家に対する謝恩際の広告宣伝費の増加とありましたが、物件掲載数は減少傾向にあります。が、ここへの記載はありませんが、物件掲載サービス加盟店が順調に増加となっています。また、PV数も前年より減少となったものの登録会員数は伸びており、PV数も回復してくるのではないかと思われます(四半期で見れば19年2Qから3Q・4Qと回復しています。)。



経営指標

見るべきポイント
    ・・・・・・総資本回転率

収益性分析一覧

決算期 2015/7 2016/7 2017/7 2018/7 2019/7
売上高総利益率 92.0% 91.5% 92.3%
売上高営業利益率 51.5% 45.7% 46.7% 34.3% 50.7%
売上高経常利益率 50.4% 44.2% 46.8% 34.4% 50.7%
売上高当期純利益率 31.5% 29.1% 28.7% 26.1% 33.1%
売上高販管費率 40.4% 45.8% 45.5%
ROA 28.3% 34.6% 22.3% 26.5%
ROE 21.4% 24.4% 18.9% 18.8%

安全性分析一覧

決算期 2015/7 2016/7 2017/7 2018/7 2019/7
流動比率 641.1% 760.7% 617.0% 1796.6% 928.6%
当座比率 571.1% 656.2% 511.9% 1564.1% 835.7%
現預金月商比率 19.01 16.46 13.28 14.94 20.57
自己資本比率 85.9% 87.8% 85.5% 94.2% 90.2%
固定比率 11.4% 8.3% 12.1% 11.9% 10.6%
固定長期適合率 11.4% 8.3% 12.1% 11.8% 10.6%
営業キャッシュフロー 341 325 533 334 769
投資キャッシュフロー -147 -4 -142 -60 -23
財務キャッシュフロー 966 -13 -157 7 -87

活動性分析一覧

決算期 2015/7 2016/7 2017/7 2018/7 2019/7
総資本回転率 0.64 0.74 0.65 0.52
総資本回転期間 570 493 562 702
固定資産回転率 7.58 8.25 6.03 5.07
売上債権回転率 6.57 6.36 5.80 5.81
売上債権回転期間 56 57 63 63

生産性分析一覧

決算期 2015/7 2016/7 2017/7 2018/7 2019/7
一人当たり売上高 37.56 42.21 39.61
一人当たり経常利益 16.59 19.76 13.61
一人当たり当期利益 10.91 12.09 10.35

経営指標で見るべきとろは、実は・・・ありません。あえて悪い点というところで、総資本回転率をあげさせてもらいました。やはり、負債があれだけ少なくて、業種を考えれば(お金を投入したら売上が上がるとは限らない業種)資本回転率が低いのも仕方ないのかもしれません。他の経済指標は優良企業だと思っています。ただ、配当がないので、配当があればインカムゲイン狙いの投資としては非常に面白いと思います。



業界平均比較

平均以上の優良企業!!

上:(株)ファーストロジック 下:業界平均

決算年 2015 2016 2017 2018 2019
売上高成長率 40.02 40.49 1.56 -6.37
24.08 23.33 13.78 -21.75
営業利益成長率 24.26 43.49 -25.42 38.40
11.90 15.64 3.40 -25.36
経常利益成長率 22.61 48.94 -25.48 38.18
9.07 13.22 4.72 -29.20
当期利益成長率 29.27 38.54 -7.39 18.49
26.44 20.74 5.65 -37.16
自己資本比率 85.94 87.81 85.46 94.24 90.23
28.31 29.47 24.83 21.59 38.14
ROE 21.39 24.46 18.87 18.78
15.63 16.62 15.93 11.06

業種平均と比較してもどれも優れていますが、広告宣伝費だったり、将来の向けての行動を起こすと数字は悪化する可能性はあります。そういったところは有価証券報告書などのIRに目を向けて、なんでそうなったのかを確認していきましょう!



19年7月期 総括

結果的には19/7期はいい一年になったといってもいいのではないでしょうか??前年の広告宣伝費だったり、そういった活動を行なった結果、減収や、PV数が落ちても、利益をある程度確保できることを見せれた一年だったと思います。



20年7月期 業績予想

20/7期は売上高1,743百万円(2.1%増)、営業利益806百万円(6.9%減)、経常利益806百万円(6.9%減)、当期利益527(6.7%減)と増収減益となる予想となっています。理由は物件掲載サービスの増収・広告掲載サービスの減収。採用活動費による人件費の増加、地代家賃の増加を見込んでいるとのことです。



今後の注目点

今後の注目点としては現在は無配当となっているので、これが無配当ではなくなれば投資としては魅力が出てくるのかなと思います。経営の点で言えば、売上に直結するPV数をどう獲得していくか?物件掲載数をどのように獲得していか?というところがポイントになると思われます。今後、消費税増税やら世界経済の減速やらで色々厳しい形となりそうですが、そういった点もプラスに変えてもらえるような不動産投資ポータルサイトとなってほしいです。

ファーストロジックの株価・決算情報一覧はこちら

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す

*