【6054】リブセンス 2018年度決算レポートを読み解く

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【6054】リブセンス、2018年度リブセンスがどんな一年だったのか?売上は?利益は?現状はどんな状況?稼ぎ頭はなに?今どんなところに力を入れているの?今後どこに向かおうとしてるの?を有価証券報告書で読み解きます。


・本レポートの内容
 ・1.損益計算書   え・・・?3期連続の増収減益!?

 ・2.貸借対照表   安全性は抜群!!!

 ・3.キャッシュフロー計算書 フリーキャッシュフローは三期連続プラス!!!

 ・4.セグメント分析 新規事業であったイーコマース事業が足を引っ張る形に??

 ・5.収益性分析   見るべきポイント

 ・6.18年12月期 総括

 ・7.19年12月期 業績予想

 ・8.今後の注目点


【6054】リブセンス 2018年度決算レポートを読み解く


それでは、主要な経営指標の中の損益計算書項目から見ていきましょう!!

2018年度のリブセンスはどのような業績だったのでしょうか?




損益計算書

え・・・?3期連続の増収減益!?

単位:百万円

決算期2014/122015/122016/122017/122018/12
売上高4,2795,0695,3666,3506,791
営業利益6347515222122
経常利益63819574457261
当期純利益3951028306285
一株利益(円)14.200.391.0110.9110.14
一株配当(円)0.000.000.000.000.00

売上は上がっているけど、利益は下がり続けている・・・
これはビックリですね。
株主の皆さんは不安で仕方ないはず。

なんでこういう風になっているのか?
今後の対策はちゃんとされているのか?
どんどん確認していきましょう!



貸借対照表

安全性は抜群!!!

単位:百万円

決算期 2014/12 2015/12 2016/12 2017/12 2018/12
現預金 2,434 1,954 2,734 3,083 3,235
売掛金 448 625 564 621 588
商品 0 4 6 4 0
短期有価証券 0 0 0 0 0
流動資産 3,003 2,785 3,511 3,911 3,949
有形固定資産 111 131 96 99 81
無形固定資産 22 405 77 55 22
投資その他の資産 284 323 297 281 269
固定資産 418 860 472 436 372
資産合計 3,422 3,645 3,983 4,348 4,322
買掛金 0 9 11 14 0
未払金 181 174 246 420 313
短期借入金 0 0 0 0 0
流動負債 347 542 851 900 612
長期借入金 0 0 0 0 0
固定負債 0 3 6 6 2
負債合計 347 545 858 906 615
資本金 228 232 232 235 235
資本剰余金 213 217 220 223 223
利益剰余金 2,605 2,616 2,645 2,951 3,224
自己株式 0 0 0 0 0
株主資本合計 3,046 3,064 3,097 3,409 3,682
その他の包括利益累計額合計 9 4 3 1 0
非支配株主持分 0 16 11 21 16
純資産合計 3,075 3,099 3,125 3,441 3,707

上のグラフは貸借対照表をグラフにしたものなんですが・・・
あとで数字は確認していきますが、数字を見なくてもこれだけではっきりわかりますね!!!
流動比率・自己資本比率が半端ないです!!!

そして貸借対照表の数字の借入金が全くありません!!!

グラフを見るだけでも安全性は全くと言っていいほど問題なし!!!



キャッシュフロー計算書

フリーキャッシュフローは三期連続プラス!!!

単位:百万円

決算期 2014/12 2015/12 2016/12 2017/12 2018/12
営業活動によるCF 10 -89 879 450 135
投資活動によるCF -131 -402 -105 -101 -53
財務活動によるCF 8 1 6 0 79

フリーキャッシュフローとは営業キャッシュフローと投資キャッシュフローを足したもので、企業が自由に使うことができるお金のことで、重要な指標のひとつです。
三期連続でのプラスなのですが・・・その前の二期に投資をしていて、まだ上手く利益に乗っていない感じがあります。

2014/12期と2015/12期の投資回収がどうなっているのか?

セグメントも交えながら見ていきましょう!!



セグメント分析

新規事業であったイーコマース事業が足を引っ張る形に??

セグメント別売上高 推移

単位:百万円

決算期 2014/12 2015/12 2016/12 2017/12 2018/12
求人情報メディア 3,928 4,553 4,542 4,942 5,304
不動産情報メディア 317 249 235 543 918
イーコマース 0 218 439 577 416
その他 33 47 148 288 152
合計 4,279 5,069 5,366 6,350 6,791

セグメント利益 推移

単位:百万円

2014/12 2015/12 2016/12 2017/12 2018/12
求人情報メディア 1,558 1,175 1,708 1,317 1,144
不動産情報メディア 86 20 -60 111 237
イーコマース 0 -38 -58 2 -58
その他 -53 -150 -69 -1 -29
セグメント利益合計 1,591 1,006 1,519 1,430 1,293
全社費用 -956 -998 -1,003 -1,208 -1,171
合計 634 7 515 222 122

セグメント利益率 推移

2014/12 2015/12 2016/12 2017/12 2018/12
求人情報メディア 39.7% 25.8% 37.6% 26.7% 21.6%
不動産情報メディア 27.3% 8.4% -25.8% 20.6% 25.9%
イーコマース
-17.8% -13.3% 0.5% -14.0%
その他 -158.3% -319.1% -47.1% -0.6% -19.4%
セグメント利益合計 37.2% 19.9% 28.3% 22.5% 19.0%
合計 14.8% 0.2% 9.6% 3.5% 1.8%

イーコマース事業が減収減益をしており、全体の足を引っ張る形となりました・・・が、それには理由がありました!

第三四半期よりイーコマース事業のwaja社が連結範囲外となり前期比27.9%減となっています。これがイーコマース事業が減収減益した理由です。
なので、来期も減収減益となる見込みです。私はこの要因をプラス要因と見ています。

それは結構な期間、投資を続けてきていますが、なかなかプラスにならないし(若干のプラスにはなったが・・・)、その労力を違うセグメントに向けてもらった方が、大きく利益に結ぶつくのではないかと思っています!

収益性分析

見るべきポイント
    ・・・・・・売上高総利益率
    ・・・・・・売上高販管費率
    ・・・・・・売上高経常利益率
    ・・・・・・ROA

取引収益性分析一覧

決算期 2014/12 2015/12 2016/12 2017/12 2018/12
売上高総利益率 92.9% 91.5% 90.5% 90.6% 89.9%
売上高営業利益率 14.8% 0.2% 9.6% 3.5% 1.8%
売上高経常利益率 14.9% 0.4% 10.7% 7.2% 3.8%
売上高当期純利益率 9.2% 0.2% 0.5% 4.8% 4.2%
売上高販管費率 78.1% 91.3% 80.9% 87.1% 88.1%

資本収益性分析一覧

決算期 2014/12 2015/12 2016/12 2017/12 2018/12
ROA 18.7% 0.5% 14.4% 10.5% 6.0%
ROE 13.0% 0.4% 0.9% 9.0% 7.7%

・売上高総利益率
直近の5期で見ると、右肩下がりで悪化してるように見えますが、足許の3期ではほぼ横ばいです。売上と原価が安定してきているように思えますね!!


・売上高販管費率
販管費率は悪化しています。ここを抑えないと非常に厳しいと思われます。将来的にこの費用が収益に代わってくれる費用となるかを注目していきたいと思います。


・売上高経常利益率
なぜ、経常利益をチョイスしたかというと、特別利益が5期中の2期に入っていて、当期純利益がデコボコしていたので、当期純利益よりかは、安定している経常利益を見ることにしました。やはり、ここで販管費率が悪化しているのが目につきます。そこをどのようにして改善していくのか?今後の対策に期待です!


・ROA
資産合計額も増えてはいますが、悪化の要因となったのは、経常利益が減益となったこと大きいと思います。



18年12月期 総括

18/12 期決算の連結売上高は第3四半期よりイーコマース事業のwaja社が連結範囲外となって売上高が前期比27.9%減となりましたが、不動産メディア事業の集客施策がハマり、前期比69.1%増と大幅に売上が増加しました。その結果、全体の売上高は6,791百万円(前期比6.9%増)となりました。また、イーコマース事業のwaja社売却の影響を除くと、売上高は10.4%増となっています。

・説明
連結売上高とは・・・連結がついたらその会社のグループ全体と言う事。
連結範囲外とは・・・範囲外なので、グループから外れると言う事です。損益計算書(売上高とか)からは計算対象外となります。まだ、その会社の株を持っているならば貸借対照にはちょっとだけ載ります(科目が変わって載ります)。

連結営業利益は、イーコマース事業のセグメント△58百万円となって、他にも求人情報メディア事業の投資、合弁会社立ち上げ費用等により営業利益122百万円(前期比44.9%減)となってます。また、イーコマース事業のwaja社売却の影響を除くと、17.7%減となっています。第2四半期開示の通期計画達成率は連結売上高が98.4%、営業利益は122百万円となって、計画に対して増益となっています(第2四半期に開示した計画の営業利益は0百万円)。連結売上高は、イーコマース事業のwaja社を連結範囲外にしたことによって、未達となっています。連結営業利益は人件費・広告宣伝費が当初の予想より下回ったことにより計画に対して増益となっています。



19年12月期 業績予想

19/12 期業績について第2四半期累計までの開示となっています。連結売上高は3,100百万円(前期比11.9%減、waja社除外4.1%減)、連結営業利益は0百万円となっています。イーコマース事業が連結範囲外となったことで、連結売上高は減収予想となっていますが、営業利益ベースでは、減益予想となっていますが利益率の向上が見込めると思われます。また、営業外損益に違約金収入等がありますが、発生が見込まれるが金額の変動が大きく算定が困難となっているので、経常利益以降の見通しが立っていません。18/12期では139百万円となっていますが、最終利益は黒字になると見ています。19/12期に関しては、「短期的な収益化を見送り、サービスの本質的価値向上、将来の成長のための基盤構築を優先」とうたっていることから、大幅な増収増益は見込めず今後のための助走段階と見ていいと思います。



今後の注目点

セグメント分析で求人情報メディア事業の売上高は前年比4.8%増加してますが、営業利益では前年比13.4%減少しています。マッハバイトの認知拡大の為、広告宣伝費を増加させていると思われますが、その効果が見られず営業利益率の悪化に繋がっています。リブセンスの要である求人情報メディア事業での広告宣伝費が収益に結びつくのか確認していかなければいけません。また、不動産メディア事業が今後高利益率の事業へ発展するかも重要な要素の一つです。安定性は十分にあるので、利益をが出せる事業を生み出せるかが今後の注目点となりそうです!

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